今回は、これまで学んできたコンテナの基礎と、さらに、ポート
、ブリッジネットワーク
を使いながら最終的に自分のウェブページを閲覧できる状態を作ることが目的です。
最終的なゴールとして、http://localhost:3000/mypage
をブラウザ上から表示すると、自作のHTMLが表示できる状態になることです。
使うイメージはnginx:latest
を使用します。
このイメージから作成したnginxコンテナにHTMLを配置してウェブページをホストOSのブラウザから確認します。
Docker版のnginxについて詳しくない方は、とりあえず/usr/share/nginx/html
内にHTMLファイルを配置することでブラウザ上から自分のHTMLを見ることができるという認識で大丈夫です。
自作HTMLファイルは、myPage/index.html
というパスに配置します。
こうすることで、http://localhost:3000/myPage
にアクセスするとindex.html
が開くようになります。
- イメージ : nginx:latest
- HTML配置パス : /usr/share/nginx/html/myPage/index.html
自作HTMLファイルは以下のように扱います。
- ソースファイル : ホストOS上のフォルダ内に格納
- コンテナへのソースファイルの共有 : バインドマウントを使用
手順として以下の順番で実装していきます。
- ホストOS上で表示するHTMLファイルの作成
- ブリッジネットワーク
my-bridge
を作成 - docker runを使ってコンテナの作成
- ホストOS上のフォルダをマウント
- コンテナ内のポートをホストOSのポートにバインド
- ブリッジネットワーク
my-bridge
に接続する - コマンドの実行
- ブラウザから
http://localhost:3000/mypage
を開いてページが表示されるか確認
ホストOS上のフォルダ構造とコマンド実行パスは以下のようにしようと思います。
このパスは適時自分の環境に置き替えて読んでください。
基本的にカレントディレクトリ以下のパスが同じであれば問題ありません。
C:\Users\daiki\Desktop\DockerWs <-- カレントディレクトリ
└─ myPage
└─ index.html
1. ホストOS上で表示するHTMLファイルの作成
以下の内容を記述したindex.html
ファイルを、myPage
ディレクトリに保存します。
index.html
Hello World
こんにちは 世界
このページを表示するのが今回の目的です。