[今から始めるDirextX11 Part.0] 環境構築

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この記事のゴール

  • DirextXを使ったプロジェクトを実行できる環境を構築する
  • DirextXを使ったウィンドウの描画(単色塗りつぶし)ができる

本記事では、コードは書きません。
VisualStudioに追加されるテンプレートを実行して動くか確認するまでが目標になります。

環境

  • Windows 11
  • Visual Studio 2022 Community

環境構築についての注意

少し前に書かれた入門記事などを見ていると、「環境構築の際にDirextX SDKをインストールしてください」のように書いてあると思います。

しかし、昨今の環境では、DirextX SDKはインストーラーの使用はMicrosoftから「非推奨」と言われているので、DirectX SDKのインストールの必要はありません。

現在はDirectX SDKは、Windows SDKに組み込まれているので、この記事の手順で導入するVisual Studioのコンポーネントインストール時に同時にインストールされます。


Visual Studioの環境構築

1. Visual Studioのダウンロード

以下リンクから、Visual Studio 2022 Communityインストーラーをダウンロードします

2. インストール

ダウンロードした実行ファイルを実行すると、Visual Studio Installerが起動するので出てくる説明に従って以下の画面まで進めてください

次の項目をチェックしてインストールを行ってください。

  • C++によるデスクトップ開発
  • C++によるゲーム開発

3. テンプレートをインポート

以下のリンクにあるVisual Studio用のテンプレートをインストールしてください。
すでにVisual Studioが開いている場合は、一度閉じる必要があります。

導入には少し時間がかかるかもしれません。

Visual Studioを開いて、新しいプロジェクト作成時のテンプレート選択画面で以下の画面のようなXのアイコンが付いたテンプレートがたくさんあれば導入成功です。

ベースプロジェクトを作成する

DirectX11を使用するには以下の選択肢があります。
上にある選択肢ほど手間がかかります。が、その分自分の好きなように構築していくことができます。

  • 空のプロジェクトに1から構築する
  • DirectXテンプレートプロジェクトを使用する
  • DirectXテンプレートプロジェクト(DR)を使用する

今回は、一番手間がかからない、すぐに「ゲーム」を作成する環境を構築できる、DirectXテンプレートプロジェクト(DR)を使用する方法を使用していこうかと思います。

DirectXテンプレートDirectXテンプレート(DR)の違いは、以下の記事で解説しています。

ここで端的に説明すると、DRはDirectXテンプレートで一般的に必ずやるような処理をDeviceResourcesというクラスにまとめたものを使用してさらに簡略化したテンプレートとなっています。

プロジェクトの作成

新しいプロジェクトのテンプレート選択画面で、検索欄に「Direct3D Win32 Game DR」と入力してすべてがマッチしたテンプレートを選択してください。

実行

プロジェクトが開いたら、F5キーを押すか上の再生ボタンをクリックしてプロジェクトをコンパイル + デバッグ実行してみてください。

以下のような青っぽい画面が表示されれば問題なくプロジェクトの構築ができています。

最後に

もし、うまくいかないようなことがあれば、この記事へのコメントか、Twitter(X)までご連絡ください。
お手伝いできるようなことであればご協力いたします。

参考

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